ラジオ番組の制作会社へ入社すると、ラジオディレクターの仕事ができます。
しかし制作会社のディレクターは放送作家としての仕事もできるんです。
この記事では「制作会社のラジオディレクター」が「放送作家」へと転身できる理由をお伝えします。
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異動もある放送局の社員ディレクターでは作家だけの仕事なんてありません。
なぜ「制作会社のラジオディレクター」が「放送作家」にもなれるのか?
その理由を3つに分けて解説していきます。
理由①番組の構成はディレクターが考えるから
番組キューシートを書くのはディレクター
ラジオ番組の進行表といえばキューシート。
キューシートとは、番組がどんな流れで進んでいくのかを明確に表した進行表です。
番組打ち合わせでは放送作家と内容について打ち合わせをしますが、構成はディレクター任せです。
構成を考えることができれば当然、詳細な原稿も作成することができます。
低予算の番組ではディレクターが作家を兼務する
ラジオはどんどん制作費が削られる時代。
当然、ディレクターが作家を兼務できた方がコスパが高いです。
低予算の番組ではスタッフはディレクター1名のみなんて番組もあります。
その場合は当然、企画・構成・演出・台本・収録・編集は全てディレクター1人で行います。
そうなると自然に作家としてのスキルも磨かれるようになります。
理由②作家としての担当番組があるから
制作会社の業務として担当している
制作会社は会社単位でワイド番組を請け負います。
その際、作家に依頼できない部分は自社の社員で賄おうとします。
その際サブディレクターとして番組を担当をする日は、メール出しなども行うのでリライトも行うことになるのです。
また、実際に作家として週1回番組を担当している制作会社のディレクターもいます。
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番組ブログやSNSもディレクターが担当
これは番組によって違いますが、基本はディレクターがブログの更新やSNSも担当します。
サブ作家が行うこともディレクターが担当するのです。
日々Webで文章を書くので自然とライティング力も身につきます。
作家への発注は、よほど面白いことを考えられる作家や、番組として作家にギャラが払える予算であることが挙げられます。
理由③すでに人脈を持っているから
プロデューサーへアピールできる
制作会社のラジオディレクターになれば、当然プロデューサーともやりとりしますよね?
むしろそれも仕事です。
局のプロデューサーへも「作家もできますよ!」とアピールできるチャンスなんていくらでもあります。
放送後やふだんの雑談でも。
そうなると作家が見つからない番組などで声がかかる場合があります。
ディレクターをやりながら、作家も兼務。
実はこういった制作会社のディレクターは、いまの時代は本当に多いのです。
他局でも作家の仕事が依頼できる
放送局の社員であれば局の仕事しかできませんが、制作会社の社員はどの局でも仕事ができます。
なので、放送局の社員よりも自然と人脈が広がり、他局のプロデューサーへも声をかけることが可能。
ディレクターもできて作家の仕事もできれば、依頼する方も予算的に仕事の依頼がしやすくなりますよね?
まとめ:フリーになればディレクターと作家の兼務も充分に可能!
制作会社でディレクターと作家を兼務しておくと、今後は非常に役立ちます。
ディレクターは作家もできますが、作家はディレクターにはなれません。
なぜなら、演出と編集もあるからです。
将来、制作会社からフリーへと独立していきたい方は、積極的に作家業も行うと仕事が増えます。
もし作家としての業務がなければ、ブログを立ち上げて副業として日々文章を書いて、書くクセをつけましょう。
「制作会社のラジオディレクター」は「放送作家」への道も開くことができるのです。
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