
言葉は知っていても何となくだったり、そもそも知らない方も多いと思います。
ディレクターであるなら『キュー(合図)』を出します。
では、その『キュー』はどこで出せばいいのか?
この『キューシート(CUE SHEET)』とはラジオ番組制作になくてはならない進行表なのです。
番組がどこへ向かって進んでいるのか?
スタッフが一目でわかるように記された羅針盤です。
台本とは違い、主に書かれているのは「そこで何をやるのか?」「何のコーナーなのか?「次に何があるのか?」が記されています。
そしておそらくラジオ業界で働いていた人にしかわからないアルファベット上の専門用語があります。
ラジオ番組に欠かせない進行表の『キューシート』と専門用語についてくわしくお伝えします。
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ラジオ番組の『キューシート』の中身
『キューシート』はラジオ番組のスタッフ、パーソナリティがそれを元に進めていく進行表です。
では、実際のキューシートにはどんなことが書かれているのか?
簡単に作成しましたので、下記をご覧ください。
※スマホなら横向きにした方が見やすいです
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2021年〇月〇日(木)19:00~19:30
『ラジオディレクターの「ながら聴き」ラジオ』
ゲスト:〇〇の〇〇さん、パーソナリティ:〇〇アナウンサー
19:00:00
4:00
9:00
10:10
26:30
27:40
|
オープニング
|
<前TM CI~>
[アナ] 時刻は夜7時をまわりました~ ※あいさつ~
この時間は、『ラジオディレクターの「ながら聴き」ラジオ』をお送りしていきます!
そして、番組をお聴きの皆さんからも、 このあと登場するゲスト〇〇さんへのメッセージを募集します!
※メール呼び込み
[アナ] ~たくさんのメッセージ、お待ちしています! ~さあ、1曲お送りしましょう! M / A:0“ B:2‘19” C:2’22“ Total: 4‘06” [アナ] ~お送りしたのは、〇〇で〇〇でした! さあ、お知らせのあとは、ゲスト〇〇さんの登場です!<J>or<SS> |
CM | ~きょうも元気で」 1‘02“ | |
ゲスト 出演 |
<J>【BGM CI~】
[アナ] 〇〇がお送りしている~『ラジオディレクターの「ながら聴き」ラジオ』ですが、 スペシャルゲスト〇〇さんにお越しいただきました!
[ゲスト] あいさつ~
別紙台本参照
[アナ] 〇〇がお送りしている~『ラジオディレクターの「ながら聴き」ラジオ』ですが、 スペシャルゲスト〇〇さんにお越しいただきました!ありがとうございました! |
|
CM | ~きょうも元気で」 1‘02“ | |
エンディング
|
<後TM FI~>
[アナ] 〇〇がお送りしている~『ラジオディレクターの「ながら聴き」ラジオ』ですが、 そろそろエンディングのお時間です。
※きょうの感想~
来週のゲストは、〇〇の〇〇さんです!お楽しみに!
この後の『ラジオプロデューサーのながら聴き」』をお送りします! この時間のお相手は〇〇でした!
アナ尻【29:30】
後TM FO~ |
30:00 次番組 『ラジオプロデューサーのながら聴きラジオ』
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雰囲気をつかむことができましたか?
これが『キューシート』の中身です。
ラジオ番組は局で違いはあれど、ほぼこの形式で作られています。
キューシートのアルファベットの意味
前TM・後TM
これはすぐにわかると思います、前テーマと後テーマの意味。
主にTMと記入することが多いですね。
番組スタートで前TM、番組エンディングで後TMを流すために、キューシート上に記入します。
CI,FI,CO,FO
CI→カットイン
FI→フェードイン
CO→カットアウト
FO→フェードアウト
J,SS
番組ジングルです。
主に短いBGMに放送局と番組名のナレーションがパッケージ化されています。
FM局によってはSSと表記してステッカーとも呼びます。
M
Mとは「ミュージック」。
OA曲の意味です。
Mの下に書かれているA,BC.Bなどの記号は「タイミング」と呼ばれていて、それぞれの時間の長さを意味します。
記入の仕方は下記をご参考になさって下さい。
タイミング
A:12" B:1'45 C:1'55” B2:3'02" Total:3'35"CO
A→イントロ、B→1コーラス終わり
C→2コーラス歌あたま、B2→2コーラス終わり
Total→曲のトータル時間
曲の時間の測り方は、このようにして記入します。
特にイントロの時間などはパーソナリティも見てわかるように、イントロが流れだしたら、どの程度で曲紹介をまとめなければいけないのか?が一目で分かるように時間を記入します。
キューシートを作成する上で必要なこと
ラップ時間の記入
これは当然ですよね。
もし生放送だったらどこまでトークをしていいのか?
わからなくなってパンクしてしまいます。
スタッフ全員がキューシートを見て、どの時間に何があるのかを明確にする必要があります。
ゾーンの記入
例えばゲストが出演する時に、どのタイミングでスタジオに入ってもらえばよいか?
キューシートを見てスタッフ誰もがわかるように記入します。
曲を流している間にスタジオにお呼びしてセッティングするために、あえて出演前のゾーンに曲やCMゾーンを作ったりもします。
入口と出口の記入
オープニングでこんな話題から入って、CMに行く前はこの文言の後にCMに入るなどの簡単なルール付けも記入します。
スタッフも記入してある文言が出たら、CMに入れる準備ができます。
「アナ尻」とはその言葉通り、アナウンサーの最後の文末。
その言葉を言い終わったら、その次のアクションに移れるように「アナ尻」を決めておきます。
キューシートと台本は別物
数十分のパーソナリティだけの短い番組では、台本は基本的に作成しません。
また、パーソナリティのキャリアにもよります。
しかし、ワイド番組やゲストが入る番組などは、打ち合わせも含めて必ず台本が必要になってきます。
その場合は「台本は別紙参照」と記入しましょう。
まとめ:ラジオ番組でのキューシートは、誰もが一目で分かるように書く
ふだん何気なく聴いているラジオ番組には必ずこういった進行表『キューシート』が存在します。
例えば、キューシートを作成したディレクターが生放送本番中に倒れてしまったら・・・
そんな不測の事態もあるかもしれません。
急遽、ピンチヒッターでキューを出すディレクターが何をやれば良いのか?
一目見ただけで、誰もがわかるように作成するのがポイントです。
もちろん生放送になれば突発的なことが起こり、大きなゾーンの変更や時間計算などが求められます。
しかしキューシートがあれば、CMの時間が何分何秒かかるのか?
明確になって時間の計算が楽にできます。
今後は個人での音声配信でも、こういった『キューシート』の存在が当たり前になってくるのではないでしょうか?
ラジオ番組以外にも、音声配信を考えている方は参考にしてみてください。
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