「ラジオ番組の制作ってディレクターはどんな機材を使っているんだろ?」
テレビの映像と違ってラジオは音声のみなので、収録用の機材と音声編集ソフトがあれば番組制作が可能です。
もちろん局のスタジオや中継先からの生放送などでは専門的な機材も使用します。
しかし生放送ではミキシングを担当するミキサーや台本を書く作家もいます。
では、ディレクター1人で行う収録や音声編集はどのように行っているのか?
特に使用するものはこの3つ。
■ストップウォッチ
■録音レコーダー
■AdobeAudition(アドビ オーディション)
このあと解説していきます。
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ラジオ番組の収録
スタジオで行う場合
放送局で行う収録であれば、出演する人数によってミキサーに発注をします。
ディレクターが1人で操れるミキサー卓のフェーダー(音の音量を調整)はせいぜい出演者2人まで。
これで出演者が3人、4人となるともう大変。
なので出演者2人でもミキサーに発注することが多いです。
収録中のディレクターは台本に照らし合わせて頭の中で「これを言わせたら面白いんじゃないか?」とあらゆることを考えます。
しかしいくら面白くても時間の計算が必要です。
その時間計算で使うのがストップウォッチ。
ラジオディレクターのほぼ9割が、このSEIKO社のサウンドプロデューサーを使用しています。
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このSEIKO社のサウンドプロデューサーは時・分・秒キーとテンキーとで60進法の計算ができるんです。
例えば『1分20秒+3分50秒=5分10秒』という表示が大いに助かっています。
下記記事でもくわしく書いていますのであわせてお読みください。
外でのインタビュー収録の場合
外でのインタビュー収録で主に使用するのはエディロールと呼ばれる録音機材。
こちらは軽くて持ち運びもしやすいので重宝されています。
まずはこのレコーダーに収録用のSDカードを差し込みます。
容量オーバーにならないように不要なデータはあらかじめ消しておきましょう。
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収録する倍はディレクターが手で持って、そのままレコーダーを相手の口近辺までもっていけば自然と録音ができます。
どうしても雑音や周辺ノイズが気になる場合は、別売りでマイクもつなげて録音することもできるので、用途にあわせて使用できます。
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出演者の他に聞き手がいる場合でもマイクを2つセットして録音することもできるので非常に便利。
収録が終わったらレコーダーを聴きなおして、録音することができているかどうか?もしっかりと確認してください。
その場で確認せずに帰ってきてから「録れていなかった」という場合もありますので。
ラジオ番組の音声編集
ラジオの編集というとテープを思い出す人もいるかもしれませんが、いまは全てデータの時代です。
音声編集もパソコンで行います。
パソコンのスペックですが、動画編集をする訳ではないので、そこまでスペックが高くなくても大丈夫です。
MacでいえばMacBook ProでなくともMacBook Airで問題ありません。
そこでパソコンで音声編集をするのに必要なソフトが『AdobeAudition(Adobe)』です。
こちらもほぼ9割のディレクターが使用しているのではないでしょうか?
使い方についてはこちらをご覧ください。
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この『AdobeAudition』のマルチトラックで音声を重ねて一つのパッケージにしていきます。
エコーやフェードイン、フェードアウトやナレーションとBGMとのバランスなどなんでも操作可能。
時間配分やCMキューも挿入すると出来上がり。
『AdobeAudition』一つで独自のラジオ番組制作ができます。
パッケージにした後は放送局にあるサーバーへ移行して登録。
放送ではデータのCMキューの場所に差し掛かると、局からCMが流れる仕組みです。
以上、音声編集は音素材さえあれば自宅でも編集できるのです。
ラジオ番組制作のまとめ
ラジオディレクターは総じて耳が良いです。
少しのノイズも見逃しません。
音声の仕事に従事すると、自然と耳が鍛えられていくんです。
なので未経験の方でもやっていく内に自然と慣れていきます。
この記事で紹介したように、ラジオディレクターが番組制作での収録と音声編集で使用する機材は
■ストップウォッチ
■録音レコーダー
■AdobeAudition(アドビ オーディション)
この3つがあればラジオ番組制作の仕事ができるでしょう。
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